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見学希望を増やすチラシ・SNS文をAIで作る手順【無料・Gemini/Canva】

2026-07-19

見学案内のチラシを作らなければ、と思いながら数ヶ月そのままになっている。あるいは、Instagramのアカウントは作ったものの、最初の数投稿で止まっている。そんな事業所は少なくないと思います。GeminiやChatGPTは一度は触ったことがある、という前提で書きますが、実際に広報の場面で使いこなせている事業所はまだ多くないはずです。理由はシンプルで、サビ管が支援業務を兼務していて、チラシやSNSにかける時間がそもそも取れないからです。デザインが苦手で何から手をつけていいか分からない、SNSは何を投稿すればいいのか分からず続かない、という声もよく聞きます。

先に断っておくと、B型事業所に見学希望が来る中心的な経路は、相談支援専門員(計画相談)からの紹介や、特別支援学校、ハローワーク・就業・生活支援センターといった関係機関からの紹介です。チラシやSNSは、この紹介の流れに取って代わる新しい集客チャネルというより、紹介を受けた後の「最後の一押し」として効くものです。相談員が本人・家族に渡す資料として、あるいは見学の前に本人や家族が雰囲気を見て安心するための材料として機能します。

Instagramも、投稿がバズって新規の利用者が集まるというよりは、日常の作業風景や作品、イベントの様子を継続的に発信して、事業所への信頼を積み上げていく場だと捉えたほうが実態に近いです。この記事は、特定の制作会社やSNS運用代行を売り込むものではなく、僕自身が検証しながらまとめた、無料の範囲でできる手順を中立の立場で書いています。

この記事はこんな方向けです

すでにGeminiやChatGPTを一度は触っている前提で書いています。今日この記事を読み終えたときに、実際にチラシの原稿とSNSの投稿文が手元にできている状態を目指します。

前提: 誰に届けるかで、中身が変わる

チラシやSNSの文章を作り始める前に、「誰に届けるものか」を最初に決めておくと、あとの作業で迷いません。相談支援専門員に渡す資料であれば、作業内容や利用定員、工賃の目安といった、紹介の判断材料になる情報を過不足なく載せる必要があります。一方で、本人や家族がSNSで見る投稿であれば、数字や制度の説明よりも、日々の作業風景や利用者の作品、イベントの様子など、雰囲気が伝わるものの方が響きます。同じ事業所の情報でも、渡す相手によって並べる順番も、書く言葉の温度も変わってきます。この記事では、「相談員に渡すチラシ」と「本人・家族が見るSNS」の両方を扱いますが、作り始める前にどちらを作っているかを意識しておくと、AIへの指示も具体的になります。

段1: 無料でできるDIY(Gemini・Canva)

(a) Geminiでチラシ原稿を作る

見学案内チラシに載せる項目は、おおむね決まっています。事業所情報、作業内容、利用定員、工賃の目安、1日のスケジュール、サービスの特徴、問い合わせ先です。これらを一つずつ考えるのではなく、Gemini(gemini.google.com、Googleアカウントがあれば無料で使えます)に埋めさせる形にすると、たたき台までの時間が大きく縮まります。

就労継続支援B型事業所の、見学希望を増やすための
チラシ原稿を作ってください。

以下の項目を、それぞれ2〜3行の見出しつき文章でまとめてください。

1. 事業所名・所在地・連絡先
2. 作業内容(どんな仕事をしているか)
3. 利用定員
4. 工賃の目安
5. 1日のスケジュール(朝〜終わりまでの流れ)
6. この事業所の特徴・強み
7. 問い合わせ先・見学予約の案内

推測で情報を補わないでください。
私が書いていない数字や事実は書き足さないでください。
分からない項目は「(要確認)」と書いて空欄にしてください。

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(ここに事業所の情報を箇条書きで貼り付ける)

出てきた文章は、あくまでチラシの下書きです。工賃の目安や定員といった数字は、必ず事業所の実際のデータに差し替えてから使います。

(b) SNSの1週間分の投稿文を作る

Instagramなどで投稿が続かない一番の原因は、毎回投稿を考える瞬間にゼロから発想しようとしていることです。1週間分をまとめて下書きしてもらうと、続けやすくなります。

就労継続支援B型事業所のInstagram用に、
1週間分(5〜7投稿)の投稿文の下書きを作ってください。

事業所情報は以下の通りです。
(ここに作業内容・特徴などを箇条書きで貼り付ける)

・1投稿は3〜5行程度
・「作業風景」「利用者の作品紹介」「1日の流れ」
 「スタッフ紹介」「お知らせ」などテーマを変えて7つ作る
・断定的な表現(必ず就職できる、など)は使わない
・書いていない実績や数字は足さない
・それぞれの文面に合いそうなハッシュタグ案も添えてください

チラシをAIで作る4ステップ

(c) デザインに仕上げる: Gemini×Canvaの使い分け

Geminiは文章だけでなく、簡単なイラストやバナー画像も無料の範囲で作れます。内部では画像生成のモデルが動いていて、1日に作れる枚数には上限があり、その上限は時期によって変わります。ただ、チラシとして配れる形に仕上げるところまでを考えると、Canvaの無料テンプレートに文面を流し込む方が現実的です。Canvaには就労支援・福祉施設向けのチラシテンプレートも用意されていて、無料アカウントのままレイアウトを組めます。文面をもう少し整えたいときは、Canva内のMagic Write(無料枠あり)を使うと、AIが文章のトーンを調整してくれます。

役割分担としては、GeminiやChatGPTで文章の骨子を作り、Canvaでデザインに落とし込む、という流れがいちばん速いです。最近ではGemini側とCanva側が連携する機能も出てきていて、テキストの下書きからデザインへの流れがさらに短くなる可能性がありますが、まだ新しい動きなので、まずは「文章はGemini、デザインはCanva」という基本形から試すのが安全です。

文章とデザインのツール使い分け(Gemini/Canva)

段2: 毎回ゼロから作らない仕組みにする

ここまでの手順は、1回きりであれば誰でも試せます。ただ、チラシは半年に一度、SNSは毎週更新するとなると、毎回同じ手順をゼロからやり直すのは続きません。月間の投稿カレンダー、チラシの雛形、投稿ネタのストックを、一度「型」として組んでおくと、担当者が変わっても同じ品質で回せるようになります。TAIDAI自身、自社の発信をこの型で運用している立場です。広報担当が一人しかいない事業所ほど、この仕組み化の効果は大きく出ます。

段3: 広報を「作業」から「環境」に変える

チラシもSNSも、その都度の作業として一つずつこなしていると、どうしても後回しになりがちです。投稿ネタ出し、月間カレンダー、チラシの雛形、過去の投稿の反応。これらを一つの環境の中でまとめて回せる形にすると、広報の負担そのものが変わってきます。僕が普段使っているClaude Codeというツールなら、こうした型をテンプレートとして残しておき、次の投稿もその手順に沿って作らせる、というところまで任せられます。TAIDAIは、この設計から実際の運用まで伴走できる立場です。

AIで作るときの3つの確認

1. 数字・事実の裏取り

AIは工賃額や利用定員、実績といった数字を、それらしく断定的に書きやすい性質があります。チラシやSNSに載せる数字は、必ず事業所の実データに差し替え、人の目で確認します。「必ず就職できます」「工賃が確実に上がります」といった断定表現や、「症状が改善します」のような治療効果を示すような表現は使いません。

2. 顔写真・氏名は掲載同意を得てから

利用者の顔写真や氏名は個人情報です。チラシやSNS、ホームページに掲載する際は、利用目的を明示したうえで本人の同意を得ることが、個人情報保護法の趣旨としても求められます。実際に、写真掲載同意書を別途用意している事業所も多くあります。判断能力に配慮が必要な利用者の場合は、家族や法定代理人の同意も必要になります。撮った写真をあとから別の用途に流用しないことも、合わせて確認しておきたいところです。

3. 個人情報をAIに入れない

無料版のGeminiは、入力した内容が製品改善や人によるレビューに使われる場合があります。設定でオフにできますが、一定期間は保持される仕組みになっています。そもそもチラシやSNSの投稿文は事業所全体の紹介であって、利用者個人が特定できる情報を入れる必要はありません。プロンプトに入れるのは、事業所の一般的な情報だけにとどめます。

よくある質問

パソコンやデザインが苦手でも作れますか?

Geminiで文章の下書きを作り、Canvaの無料テンプレートに流し込むだけであれば、専門的な操作は必要ありません。まずは見学案内チラシを1枚、下書きしてみるところから始めてみてください。

AIで作った文章をそのまま使って大丈夫ですか?

そのまま使うのはおすすめしません。特に工賃の目安や利用定員、実績といった数字と、断定的・誇大な表現がないかは、必ず人が確認してから配布・投稿します。

SNSは続ける自信がありません

多くの事業所が挫折するのは、毎回投稿をゼロから考えようとするからです。月間の投稿カレンダーやネタのストックを一度作っておけば、その日は文面を少し整えるだけで済みます。この仕組み化については段2で触れた通りです。

まとめ、そして次の一歩

チラシを作る時間がない、SNSが続かない、という詰まりは、目新しい集客方法を探すことでは解決しません。AIで原稿の下書きを作り、続けられる型を一度持つことで、負担そのものを軽くしていくことができます。まずは次の見学案内チラシを1枚、Geminiで下書きしてみるところから始めてみてください。事業所としての型づくりや仕組み化の相談をしたい場合は、お気軽にご相談ください。

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